音楽

いまでこそ、音楽が好きになったけど、小学校・中学校時代の音楽の授業は地獄でございました。
ピアニカも笛もまるで仕組みが分からないのです。いつまで経っても、「ド」が何なのか分からない。あれって、集団で教えるから、先生の方も、分かってない生徒を見つけるのがなかなか上手くいかんのでしょうし、僕は僕で、自分は何が分からないのかさえ分かってないほど酷いから、もう、どうしようもない。
笛のテストの時なんか、先生の前で実際に笛を吹くじゃないですか。その時なんか、もう、無音ですよ。モルダウ吹けないもん。どこをどこしたらモルダウになるのかが分かりませんもん。先生が僕に向ける軽蔑の目はいまでも覚えてます。当然、5段階評価の最下位「1」を食らうわけですよ。完全な音楽恐怖症です。
だから、笛吹ける人を見ては神々しく思ってましたよ。一方で、僕は、義務教育9年かけて、とんでもなく致命的な音楽コンプレックスを授かった次第です。
しかし、中学を出て、近所の4才下の小学生がピアニカ弾いてるのを見て、ちょっと教えてもらったらこれが何となく分かった。
ピアニカも笛も「あ、こうだったの!?」って。
いや、これ、やっぱ、あれは学校の教え方悪かったよ。だって、4つ下の小学生の方が教え方上手かったもの。
危うく、一生、音楽が嫌いになるところだった。とはいっても、あの強烈な音楽コンプレックスがあったから、いま、音楽が好きなのかもしれないから、こういうのっておもしろいですねー。
まあ、体育は一生嫌いなんですけれども。